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【SDGs×ミニマリスト】ものを持たないエコな暮らしとは

今回のエッセイを担当させていただくWEELS編集長のBobです。

ここ数年でよく聞かれるようになった「ミニマリスト」という言葉。ブログやSNS、YouTubeでも多く発信されており、「シンプルライフ」「持たない豊かさ」「丁寧な暮らし」といった表現を目にしたことがある方も少なくないでしょう。

何を隠そう、私も実はミニマリスト性格の持ち主です。生活の中のあらゆるものを最小限にしているため、人によっては生き辛そうに見えるかもしれませんし、実際に自分自身でこの性格が面倒に感じることもときにはあります。

ですが、ものを持たない暮らしをすることで様々なメリットを感じています。何よりもミニマルな生活をすることでエコで地球に優しい生き方になり、世界的に取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)にも微力ながら貢献できていることに気づきました。

そこで今回は、ミニマリストとSDGsの関係性や、必要最小限で生きることのメリット・デメリットなどを、私の経験や意見も含めながら解説していきたいと思います。

ミニマリストとは?

ミニマリストとは?

ミニマリストは日本語にすると「必要最小限主義」。文字通り、必要最小限のもので生きている人のことを意味します。有形物の所有に限らず、仕事や人間・友人関係、情報、お金なども含まれ、人によってどの範囲でどの程度の最小限なのかは人によって異なります。

もともとミニマリスト的な性格の人もいれば、何かがきっかけでミニマリストに転身する人も。後者であれば、あらゆる無駄から生まれる雑念を省いて心の豊かさを求めたり、SDGs・エシカルといった分野に興味を持った人が多い印象です。

ちなみに、私の場合はミニマリストになろうと思ってなったわけではなく、他人からの指摘によって自分がミニマリストであることに気づきました。なんでもかんでもミニマルというわけではなく、ものの所有・人間・友人関係・情報の4つが私が必要最小限にしているものです。

例えば、持ち家ではなく賃貸派ですし、服も各シーズン1週間に2周(3パターン)ぶんくらいしか持っていません。交友関係も基本的には本当に気が合う・刺激がもらえる人たちとの付き合いのみ。情報も受動的に受け取るのではなく、自分が本当に必要としているもののみ能動的に調べるようにしています。

私は自然とこのようなライフスタイルになっていきましたが、出費・時間・スペースが最小限で済むシンプルな生活がとても心地よく感じています。

シンプルライフがエコに貢献

シンプルライフがエコに貢献

ミニマリストのような必要最小限のものでの暮らしは、心の豊かさを求めている方が好むライフスタイルというだけでなく、地球環境保護への貢献にも少なからず繋がる暮らし方だと注目を集めています。

例えば、ミニマリスト的な性格・思考を持っている人は、大量生産された安いものよりも、高くて質のよいものを選ぶ傾向にあります。衣服で考えれば、傷みにくい素材でできていて長く着れるものを選ぶことで、ゴミの量を減らすことができます。

また、ゴミの量が多くなるのが嫌だということで、使い捨てプラスチックではなく繰り返し使えるものを選ぶといったことも。人によっては電化製品も必要最小限で済ませていたり、テレビやPCなどの使用時間も少ないなど、自然と消費電力を抑えて二酸化炭素の排出量削減に貢献していたりもします。

その他にも、固定費を最小限にするために車を持たないことや、節約するためにエアコンや水道を使いすぎないといったこともミニマリト的な思考の1つ。これらによって意識せずに地球温暖化防止に貢献しているという一面があるのです。

私の場合も、すぐ使えなくなるようなものではなく、なるべく質がよくて長く使用できるものを選ぶように心がけるようになりました。それによって不要なゴミの量を減らし、トータル的な出費を抑え、さらには大量生産・消費の影に隠れた労働搾取についても考えるようになりました。

ミニマリストとは少し話がずれますが、私の好きなアウトドアブランド「The North Face」では、環境保護やアパレル大量消費問題の観点から取り組んでいるアップサイクルにも力を入れています。このような企業や、共感して購入する人が増えていくと、SDGsの達成に少しでも近づくのかなと思っています。

ミニマリストのメリット・デメリット

ミニマリストのメリット・デメリット

ミニマリストでいると、たくさんのよいことがある反面、ときどき面倒だなと思うことも実はあります。

ここではエコやSDGsの話は一旦終わりにして、私が感じるミニマリストのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

ミニマリストのメリット

フットワークが軽くなる

ものを多く所有していないため、持ち歩くものも限られています。必要だと感じるものの数がとても少ないので、出かけるときにあれこれ準備をする必要がありません。

また、引っ越しする際もすごく簡単でお得です。私の場合は業者に頼む必要がないくらい最小限のものしか持っておらず、今まで全てレンタカー、一番楽なときで宅急便3箱で済みました。

2年前は東南アジア数ヵ国を移動しながら暮らしていましたが、持ち物は全てスーツケース1つに収まるほど。何の不便も感じることはなく普通に生活でき、むしろ心地よいくらいでした。

無駄な出費が減る

持たないということは、買わないということ。もちろん必要なものや欲しいものは買いますが、そもそも欲しいと思うものが少ないので、購入しないぶん出費が減ります。また余計なものを増やしたくないので、本当に必要なものかをちゃんと考えてから購入すべきか否かを判断するようになりました。

このクセはビジネスにおける支出においても役立っています。私は自身の会社を経営していますが、出費にシビアになることができています。持続・存続していくためにも、投資にならないような無駄な遣いはしないよう常日頃から気をつけています。

マインドがクリアになる

取り入れる情報を最小限にすることで、変な邪念が生まれなくなります。今は溢れるほどの情報が渦巻いてますが、自ら取捨選択することで惑わされずに生きていくことができると感じています。

また、ものが少ない部屋も散らかりにくく、気が散ったりイライラさせられたりということがなくなります。たとえ散らかってもすぐ片付くので、時間の節約に繋がるとも言えます。

さらに、服が少なく着る順番も決めているので、何を着るかの選択をしなくて済みます。人は選択する回数が多いほど疲れると言われていますが、ほぼ何も考えずに着替えることができるのでとても楽です。

ミニマリスト メリット

ミニマリストのデメリット

使いたいものを持っていない

最小限のもので暮らしていると、いざあれが使いたいとなったときに持っていないという場面が多々出てきます。そんなときは大抵、潔く諦めるか、別の方法を調べるか、誰かに借りるかのどれかになります。

例えば、私は電子レンジを持っていません。理由は単純に使用頻度が少ないからです。とは言えときどき使用したいときも出てきます。買うべきだと思う方もいるでしょうが、所有するほど使うわけではないのです。

そんなときは、ミニマリストな自分自身が少し面倒だと感じるというのが正直なところです。

疎い分野が多々ある

情報を受動的に受けていると、そのぶん幅広い情報が頭に入ってきます。一方、自分が必要だと思う情報だけを取りにいくスタイルだと、どうしても趣味・趣向に左右されて偏りが出てきます。

そうなると、例えばテレビのワイドショーを見てる人たちが芸能界のことを話してても、全くついていけないということが出てきます。仕方ないことだとはわかっていますし、今後も情報の取り方を変える気はありませんが、このような難しさを感じるのはミニマリストの宿命かもしれません。

購入に時間がかかる

無駄なものを増やしたくない・余計な出費をしたくないという気持ちが強くなりすぎて、欲しいものでもなかなか購入に踏み切れないというケースを幾度も経験しています。

つい先日も、イヤホンが片耳しか機能しなくなったので新しいヘッドホンを買おうとリサーチを始めたのですが、よいものはやはり値段が高い。さらに個体サイズもイヤホンに比べて大きく、スペースを取る。

そんなことを考えていたら既に2週間が経過。毎日片耳だけで音楽を聴いたりYouTubeを見ていましたが、ようやくSONYのヘッドホンを購入することを決めました。

もちろんこのシビアさが無駄な出費やものの所有を防いでくれていることはわかっていますが、ここまで時間がかかると他のことに影響が出る可能性も否めません。ミニマリストも色々な工夫をしないと、ただただ決断力の遅いケチになってしまうことがわかるでしょう。

ミニマリスト デメリット

最後に

いかがでしたでしょうか?個人的にはミニマリストが絶対によいとは言えませんし、多くのものを購入・所有することで経済に大きな貢献をしている方が非難されるべきではありません。

あくまでも選択の違いですが、最小限のエコな生活も悪くないですよ、ということを伝えられたら嬉しいです!

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