「日記を書くと良い」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。
ただ、書くのが面倒・いざ書き始めたものの三日坊主で終わってしまう方も多いと思います。また、果たして日記が私達にどのようなメリットをもたらすのか、よく分からない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、日記を書くことに興味はあるが、上記のお悩みを持つ方の悩みを日記を続けるコツと併せて解説していきます。皆さんのお悩みをここで解消しちゃいましょう!
h2:日記を書くメリット
日記を書こうと思っても、日記を書くことが具体的にどんなメリットがあるかが想像しづらいのでは?
その為、第一歩が中々踏み出せなかったり、目的もなく始めてしまったが為に途中で挫折してしまったりと、続かないという方が多いのではないでしょうか。
メリットが分かり、目的があれば、毎日は難しいとしても挫折せずに日記を続けることが出来るでしょう。
下記では、特に今度こそは挫折せずに日記を書きたい方向けに日記を書くメリットを大きく分けて3つお伝えします。
h3:文章力や語彙力が身に付けられる
普段何か書く時は、何も意識しないで書いていると思います。
でも、日記では自分が書きたいことを書きながらも、書き続けていると無意識に文章構成を考えていたり、言葉や表現の言い回しを考えていたりして、自分が知らない間に文章力や語彙力が身に付くというメリットが。
また、ブログなどのように人が読む日記を書く場合は、読みやすさも重視する必要があるため、語彙や文章構成を調べる必要性も出てくるはずです。調べたことで、自分の中の文章力・語彙力の幅が広がり、自分ならではのオリジナルブログやTwitterになると思います。
沢山の人に見てもらえるようになると、良い意味でより緊張感を持って取り組めるのではないでしょうか。
h3:ストレス解消
ストレス解消法には色々ありますが、ストレス解消法の1つとして「思ったことを溜め込まずに全部表に吐き出す」と言う側面で、日記を推奨します。
日記は、誰かに見せなきゃいけない訳ではありません。人には言えない悩み・愚痴・不満も好き放題、赤裸々に書けるので自身の心の鬱憤やモヤモヤが解消し、ストレス解消にも繋がることでしょう。
h3:気持ちの整理
ポジテイブな感情とネガティブな感情、この2つに分ければ、自分がどういう感情を持っているのかはご自身でも分かると思います。
しかし、どうしてそういう気持ちになったのかなど具体的な感情までは頭の中だけでは分かりません。
文字として書いて、目で見ることで初めて自分が抱えていた本当の気持ちや具体的な感情に気づくはずです。それだけでも気持ちが整理出来ることでしょう。
自身の気持ちをぶつける場がない人も含めて、気持ちの整理をしたい人はポジティブな内容・ネガティブな内容共に短くても良いので、日記を書いて気持ちを整えてみませんか。
h2:効果的な日記の書き方
日記を書くメリットが分かった所で、次はどのような日記が効果的なのか、具体例を下記に3つ挙げて解説していきます。
h3:未来日記
未来日記とは、これから行う予定を書く日記のこと。
自分が叶えたいこと・求めている成果・実現すべきと考えていることを事実として書きます。
書き方の例としては以下の通りです。
1.その日にやるべき事を書く 例)資格のテキストを読む
2.そのためのスケジュールを立てる 例)朝の通勤で5ページ、帰りの通勤で5ページ読む
3.過去形にして日記に書く 例)今日は往復の通勤時間内で、テキスト10ページ読めた
こうするとやるべきことが明確化し、日記に書いた自分の理想通りにしようと心掛けるようになるので、目標が現実になる確率が高くなります。
何か叶えたい夢や目標がはっきり決まっている人は、未来日記を書いてみるのも良いかもしれませんね。
h3:公開日記
公開日記とは簡単に言えば、自身の日記をSNSやブログで公開し、知らない人に読んでもらう日記のことです。
SNSや携帯、パソコンが流通&インターネットの発達に伴い、個人でも発信が安易になったことから個人の日記が公開されるようになりました。特に若い世代の人はSNSやインターネットが当たり前の時代です。
なので、若い世代の方は紙よりもSNSやブログを通した日記の方が始めやすいかもしれません。
公開日記の魅力は何といってもやはり、「フィードバックが返ってくること」ではないでしょうか。
中には批判や傷つくようなコメントもあると思いますが、例えば悩み事に関する解決策がもらえたり、自分が一生懸命頑張っていることに関して応援してもらえるかもしれません。
コメントやフィードバックが欲しい方は是非、公開日記にチャレンジしてみてください!
h3:3行日記
これは、順天堂大学医学部 教授の小林弘幸氏が推奨している日記の書き方で、特に以下の方におすすめです。
・時間をかけることなく、少しでもいいから日記を書いてみたい人
・ストレス解消と幸福度を高めたい人
・病気が深刻な人、病気ではないが体調不良を感じる人
実際に本も発売されています。気になる方は読んでみてください。
書き方のポイントとしては、下記3つのテーマを毎日1行ずつ書くことです。
①今日一番失敗したこと 例)夜更かしをして、お昼まで寝てしまった
②今日一番感動したこと 例)たまたま初めて入ったお店で食べた料理がおいしかった
③明日の目標 例)早起きをする
これら3つを寝る前に書くだけです。内容は仕事のことでもプライベートのことでも何でもOK。
ただこれらのことをするだけで、自律神経コントロールが出来、糖尿病・アレルギー・便秘などあらゆる病気を予防出来るいうことが検証から分かっています。※1
また病気でなくても、気持ちが前向きになったり、体調が復活したり、ストレスを減らせたりと良いことづくしです。
h2:日記を継続させるためのコツ
ここまでは日記を書くメリットや日記の種類についてお伝えしてきました。
ここからは皆さんが一番抱えているお悩みであろうと思われる日記を続けるコツについてポイントを絞ってお伝えします。
日記を続けるコツは、大きく分けると下記4点です。
・気が向いた時だけ書く
・文字以外での日記
・紙ではなく、SNSやアプリの活用
・お気に入りのノートや筆記具
下記では、上記で挙げた4つのコツを深く掘り下げていきます。
h3:気が向いた時だけ
「日記」と聞くと、毎日沢山書かないといけないというイメージをお持ちの方が多いと思います。そうすると三日坊主になってしまったり、途中で挫折してしまいやめてしまいがちです。
ではなく、「気が向いた時だけ書こう!」と決めたらどうでしょう。気持ちが軽くなり、続けやすくなるのではないでしょうか。たくさん書きたい時は沢山書いて良し。書き留めておきたいけど、あまり乗り気でない時は1行や2行でも良し。その時の気分にあわせて書いてみてください。
h3:文字以外
文字で書くものと思いがちな日記も実はそうではありません。
例えば以下の方法も日記としての役割を果たします。
・絵が得意な人は絵日記として
・写経が趣味な人は小筆や筆ペンを使って書き留めるという方法
・写真が好きな人は撮った写真と言葉によって記録に残す
自分が好き・得意なやり方を見つければ、もしくはあればその手段を使えばいつでもどこでも日記を書くことは可能です。
h3:SNSやアプリの活用
今は携帯が普及しているため、特に若い世代の人は紙媒体の日記よりも携帯のメモ機能やアプリの方が気軽に始めやすいのではないでしょうか。
携帯のメモ機能であれば、思いついた時・書きたいと思った時にすぐに書くことが出来ます。また、文を書くことが好きな人はブログもおすすめです。無料で使用出来るアプリも沢山あるので、自分が使いやすいアプリを探してみてください。
最近は「交換日記アプリ」というアプリもあるようです。見られたくない場合は、ロック機能付きの交換日記アプリで友達・恋人・家族と楽しんでみてはいかがでしょうか。
h3:お気に入りのもの
自分がお気に入りの文房具やノート、手帳であればより楽しみが増え、日記を楽しく書くことが出来るでしょう。
自分の好きなキャラクターのノートや手帳など。自分流にカスタマイズするのもありです。マスキングテープやお気に入りのシールを貼って可愛くしたり、隅っこに絵を書いてみたり。後で見返す人は、楽しい日記が残せそうですね。
h2:書くネタが浮かばないときの参考例
日記を書こう!と決めてもいざ始めるとなるとどんなことを書いたらいいか、分からない人も多いと思います。
ここでは参考例として、5つの例を挙げて解説していきたいと思います。
h3:ひらめきやアイデアを書き留める
「日記」という観点で捉えるのではなく、自分の頭の中でひらめいたことや思いついたことをまとめるという観点で捉えてみるのはいかがでしょうか。名付けて「アイデアノート」
ノートに書くことで可視化し、客観的な視点でアイデアを創り上げていく手助けになります。また、具体的なことがイメージしやすくなり、自分の思いが実現しやすくなるでしょう。
h3:旅行日記
続いて、旅行好きな人におすすめなのが「旅行日記」。この旅行日記は旅行記録として書くのがポイントです。
書く内容は下記の通り。
・日付
・場所(行き先)
・目的
・誰と
・絵を描くのが好きな人は絵、写真を撮るのが好きな人は写真を
・コメントや感想など
自分がどこに行ったか後で見返したときに確認出来るし、日記を書くという作業も楽しく出来るでしょう。
h3:育児日記
最近子供を授かった方や子供が産まれた方は、「育児日記」なんてどうでしょう。
不安な気持ちはもちろん、楽しみな気持ちも含めてその時に自分が感じたことを。それをパートナーと共有して自身の気持ちを知ってもらったり、照れくさいかもしれませんが自身の子供が大きくなった時または自身の子供が親になった時に日記を渡して、子供に親の気持ちを知ってもらうのも良いかもしれませんね。
特に自分の息子または娘に子供が産まれた時に育児日記を渡すと、余計に親のすごさ・有り難み・大変さなどが身に沁みると思います。
筆者自身、少しではありましたが親が当時綴った育児日記を読んで、当時親が感じていた思いなどを知ることが出来て良かったです。
h3:英語日記
英語が好き・得意な人は日本語ではなく、あえて英語で日記を書いてみては?
日々の些細なことから大きな出来事まで、自分が書き留めておきたいことを。ネタが思い浮かばない時は、天気や今日の自分の気分、今日起きた出来事・それに対して自分が感じたことをネタとして。
これらであれば、「今日は晴れだった。自分自身のテンションも高く、楽しい1日を過ごせた」など何かしらの文章は書けるはずです。
英語日記を書くことで、「文構造が見えるようになる」=英語の文法が理解出来、英語で文章を書くことが出来るようになります。また英語の表現力も広がり、特に日常生活に関する身近な表現やボキャブラリーを身につけることが出来ます。
英語日記は誰にでも書ける訳ではないので、英語力を高めたい方・英語が好きで人とは違った日記を書きたい方にはおすすめです。
h3:感謝日記
本当に書くネタがなくて困っている人は、「感謝日記」を書いてみることをおすすめします。
書き方は下記の通り。
①毎日感謝したいことを3つ以上書く
②感謝したい内容はごく小さなことでもOK. 例)美味しいものが食べられることに感謝
③当たり前に存在することに目を向けてみる. 例)安全に生活出来る家があって、ご飯が食べられて、寝るベッドがある
普段当たり前にしていることが当たり前ではないことに気づくのではないでしょうか。また、感謝を日々綴っていると自分自身が何だか幸せな気持ちになるような気がします。
h2:最後に
筆者自身、昔は日記を書いていた時期もありましたが、大人になってからは日記を書く機会がなくなりました。今回、この記事を書いて「日記」の概念が変わり、書くネタも意外と身近なところに溢れているなぁと気づくことが出来ました。
ここで紹介したことはほんの一例です。この記事が読んで下さった方の日記を始める一つのきっかけになったら幸いです。
【引用先】
※1 https://www.amazon.co.jp/「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか-小林弘幸/dp/477620830X
聴覚障がいというハンディがありながら、一般企業で勤務。自分が興味持っている事をライティングに活かすことが理想。趣味は野球観戦。