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SNS疲れを感じたら?原因を知って上手に付き合うコツも解説

SNS疲れとは「ユーザー同士のコミニケーション」に気疲れし、SNS上での活動をやめたり、利用頻度が極端に下がったりすることです。この言葉は、SNSやその他のソーシャルサービスにおけるコミニュケーション疲れを総称した呼び名です。

上記の文面を読んで、自分も「SNS疲れ」かもと思い当たる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、SNS疲れの原因・SNS疲れが私達に及ぼす影響やSNSと上手に付き合うコツを詳しく解説していきたいと思います。

SNS疲れの原因とは

SNS疲れには様々な原因がありますが、主な原因は大きく分けると下記の5点です。

・新しい投稿が常に気になる

・「いいね」やコメント数が気になる

・他人と自分を比べてしまう

・常に誰かと繋がっていることにストレスを感じる

・友人関係を気にして本当はいいと思っていなくても「いいね」をしてしまう

これらの原因はSNSを利用しているもしくはしていた皆さんにも1度は経験があるのではないでしょうか。

下記からは各原因に要点をあてて、深く掘り下げていきたいと思います。

 

新しい投稿が常に気になる

SNSは常に新しい投稿がアップされるものです。SNS上で友達になった人や自分がフォローしている人が投稿した新しい投稿に興味を持ち、気になってしまうことが多くあります。

この場合、下記4点のような弊害が生じる可能性が考えられるでしょう。

・投稿をチェックすることに時間を費やすため、無駄な時間を消費してしまう

・SNSに夢中になりすぎて夜更かしに繋がり、睡眠不足になりやすい

・投稿が気になるため、日常での集中力が散漫になり、作業効率が低下する恐れがある

・SNSに夢中になりすぎることにより、現実の人間関係が疎遠になり、孤立感を感じてしまう

これらの弊害を避けるためには、適切に使いながら、自分にあったSNS利用方法を見つけることが大切です。

「いいね」やコメント数が気になる

Instagramのように, Instagramのコメント

自分の投稿にどれくらい「いいね」の数やコメントがあるか、周りの反応や周りから見た自分が投稿で分かってしまうので、必要以上に気にし過ぎてしまいSNS疲れに繋がりやすくなります。

また、投稿に反応がないと落ち込んでしまったり、自分自身が否定されたような気持ちに陥ってしまう人も少なくありません。

「いいね」ありきのツールになってしまっていることも事実です。

他人と自分を比べてしまう

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SNSは華やかな部分や他人に自慢したい部分を投稿している人が多いです。

なので、SNSで繋がった人の投稿を見て、他人のプライベート及び現状と自分のプライベート及び現状を比較して劣等感・惨めさを感じてしまい、自分自身が苦しく辛い思いをしてしまうことがあります。

このようなネガティブな気持ちが続くと自分自身の疲れを加速させてしまう恐れもあるでしょう。

常に誰かと繋がっていることにストレスを感じる

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SNSを通して、今まで疎遠になっていた地元の人や学生時代の友人と再会するきっかけになったり、普段の生活では出会えない同じ共通点を持った人と出会うきっかけになっている人もいます。

ですが、どこかで常に誰かと繋がっていることによるプレッシャーや責任感を多くの人間は感じてしまうようです。

また、下記2点もストレスの要因として考えられるでしょう。

・自分自身のプライバシーや安全性に気を配る必要がある

・SNS上の情報量が多過ぎることにより、自分自身の情報収集や情報発信に多くの時間を割く必要がある

これらを踏まえて、いかにストレスを避けながら、自分自身にあったSNS活用方法を見出すことが重要と考えます。

友人関係を気にして「いいね」をしてしまう

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SNSは申請して承認さえしてしまえば、誰とでも友達になることが可能です。なので、知り合って間もない人とも友達にもなれてしまいます。

そうすると自分が相手に嫌われたくなくて、本当はいいと思っていなくても「いいね」をしてしまったり、義務感として「いいね」をしてしまうことも少なくありません。

SNSの「いいね」は、本来は投稿者に対して肯定的なフィードバックを与えるもの。

その結果、投稿者の自己肯定感やモチベーションが向上することがあります。

ただ、これを義務感で「いいね」をしてしまうと、投稿者に対して肯定的なフィードバックを与えることを欠き、自分自身のSNSに悪影響を与えかねません。

知らなくてもよい情報が入ってきてしまう

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SNSは気軽にいつでも情報収集出来る反面、自分にとって必要のない・見たくない多くの情報が入ってきてしまうというデメリットもあります。

例えば、他人の充実した生活の投稿や個人的な呟き、フェイクニュース/デマ情報といったものは自分には関係ない情報です。

必要のない情報が入ってくるということは自分の想像以上に精神的に負担になっていたり、見なければよかったという後悔となり、これが積み重なると大きなSNS疲れに繋がりやすくなるでしょう。

これらを避けるために情報の価値や信憑性を自ら確認することも大切です。

SNS疲れが及ぼすメンタルへの影響

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今までは、SNS疲れの原因について解説してきました。ここからは、このSNS疲れが私達のメンタルにどのような影響を及ぼすのか、深く掘り下げて見ていきたいと思います。

幸福度が下がりやすくなる

SNSを利用して幸福度が下がりやすくなるのは、SNSの使い方を間違っていることにあります。SNSによって幸福度が高い人と下がりやすい人の大きな違いは「1人で楽しむ」VS「誰かに関わろうとする」の違い。

そもそもSNSの使い方を間違っている人は、1人で楽しむ。つまり、見るだけ・読むだけ・リツートだけという楽しみ方を。その反面、幸福度が高い人のSNSは、コメントやレスポンスなどで自己開示をして友情の質を高めるという楽しみ方をしています。

SNSはあくまで道具です。リアルなコミュニケーションの補完ツールとして扱ってみませんか。そうすれば、幸福度を下げることなくSNSを楽しむことが出来るでしょう。

うつ病のリスクが高くなる

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現在のSNSの利用時間は平均61分/日で、利用回数(複数のSNS)は週平均が30回ということが海外の調査で分かっています。SNSの利用時間が長ければ長いほど、うつ状態が深刻になり、特に女性はその傾向が高いと言われています。

また、SNS利用頻度が低い人に比べて、SNS利用頻度が高い人がうつ病になるリスクは2.7倍に跳ね上がります。※1 

ここまで読んで自分も該当すると落ち込んだ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。うつ病のリスクを避けるためには、SNSの利用時間を1日30分に制限することです。この制限を守るだけで、気分の落ち込みや孤独感などのメンタルヘルスは大きく改善されます。

SNSの利用時間を減らして、うつ病のリスクも一緒に避けていきましょう。

SNSと上手に付き合うためのコツ

この世からSNSが消えてなくなることはしばらくはないでしょう。なくすことが出来ないならば、私達がSNSと向き合っていかなくてはなりません。

ここでは、SNSと上手く付き合っていくためのコツを提案するので、皆さんが自分にあったコツが見つかることを願います。

SNSアプリの通知機能を全てOFFにする

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スマホには、アプリの通知をお知らせしてくれる機能があります。この通知機能を全てOFFにしてしまえば、自らアプリを開かなければSNSを見ることはないと思います。なので、SNS疲れを感じたら、通知機能を全てOFFにしてしまいましょう。

スマホでSNS使用時間制限の設定をする

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スマホは手に持っていればいるほど、SNSを含めてダラダラと見てしまいます。そこでSNSで嫌な思いをすることやSNS疲れを避けるために、SNS使用時間制限の設定をしてみるのはいかがでしょうか。

制限の設定をすれば、設定した曜日・時間以外はそのSNSは開けなくなります。そうすればSNSは使用出来なくなるので、SNS及びスマホに触れる時間は確実に減り、SNS疲れも緩和されると考えます。

SNSのアプリをスマホから削除する

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もうSNSは不要!、見たくもないという方はスマホから思いっきりSNSのアプリを削除してみましょう。

SNSのアプリを削除するメリットとしては、下記6点が挙げられます。

・深い睡眠時間が確保出来、疲れもとれて翌日勉強や仕事、自分の好きなことに打ち込むことが出来る

・SNSに費やしていたスキマ時間を読書や資格の勉強等の自己投資に充てれば、自身の知識が増える

・目や身体の疲れが軽減される

・スマホのストレージ容量が減りスマホがサクサク動くようになる

・不要な情報が入らなくなるので心がクリアになる

・小さな幸せが感じやすくなる

案外悪くないと思いますし、実は自分にとっては不要だったと思うかもしれません。何より不要なストレスやSNS疲れから解放されますよ。

欲しい情報だけを見る専用のアカウントを作る

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どうしてもSNSアプリが必要ならば、自分自身が必要とする情報だけを投稿したり、閲覧出来る専用のアカウントを作るのはどうでしょうか。

例えば、料理をするのが好きな人であれば、自分が作った料理の写真を投稿・フォロー専用をアカウントを、お酒が好きな人であれば、お酒の紹介をするためのアカウント、自分が手がけている仕事の情報発信手段としてのアカウントなど。

但しこのアカウントはSNS疲れを避けつつ、自分の趣味あるいは仕事のために作っているアカウントなので、必要以上に誰かに教えたり、仮に申請がきても承認はしないようにしましょう。

自分にとって心地良い人・情報とだけ繋がれるアカウントになると良いですね。

SNS以外に没頭できることを見つける

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1日の大半をSNSに費やしている人は、SNS以外に没頭できること見つけてみるのはどうでしょうか。

今すぐに見つけるのは難しいかもしれませんが、気になっていること・やってみたいと思っていること・SNS以外に自分が没頭できることが見つかれば自然とSNSに費やす時間は減ると思います。

一石二鳥どころか、自分がやりたいことや気になっていることがどんどん出てきて、それが勉強系であれば、自分の知識が増えたり、勉強時間に費やせたり、SNSに意識がいかなくなったり等、一石三鳥、一石四鳥になるかもしれません(笑)

アカウント削除ではなく停止してみる

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SNSと一時的に距離を置きたい場合、アカウント削除というイメージがあるかもしれませんがアカウント一時停止という機能もあります。

具体的に言うと、アカウント削除だとアカウント削除から30日過ぎるとアカウントの復活が不可となり、関連データや投稿が完全に消去されますが、一時停止の場合は一時的な休止状態のため、いつか再開したいと思った時にアカウントを再度有効化すれば、スムーズに始めることが出来ます。

以上のことから、SNS疲れにより一時的にSNSから離れたい場合やいつか再開する可能性がある場合は、アカウント停止ではなく、一時停止することをおすすめします。

おわりに

筆者自身もSNSを使用したことあるので、SNS疲れの原因も経験済みですし、気持ちも分かります。昔は投稿しては「いいね」の数が気になっていた自分もいました。

最近はSNS疲れ気味ということもあり、投稿はほぼしなくなりました。

たまに気が向いた時に投稿することはありますが。他人の投稿もあまり見ません。今はインスタを閲覧メインとして、面白いものやグルメ系を見ることが多いです。

本記事が見てくれた皆様の参考や自分自身にあったSNS活用方法に繋げてくれたら嬉しく思います。

 

[引用元]

※1 https://heisei-ikai.or.jp/column/sns/

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